世界のラグジュアリーリゾート〜Vol.13〜
切り立った断崖の美景の中に
たくさんの冒険が待っている
フィリピン/ミニロックアイランド

ワールドワイドレポート

2014年9月22日

写真・文/たかせ藍沙

いつかは行ってみたい
こだわりが詰まった憧れのリゾート

ダイバーが旅する南の島やビーチリゾートにはたくさんのリゾートホテルがあります。たまにはダイビングのペースを落として、ビーチでのんびりバカンスを楽しんでみませんか? 外に出たくなくなるかもしれない、魅力的なラグジュアリーリゾートをご紹介します。

 

美景を眺めながら自然と遊ぶことができる海

 海から鋭角にそそり立つ奇妙な形の島々。ライムストーン(黒大理石)でできた島が波によって削られ、長い年月をかけてこのような形になりました。切り立った島々が点在する独特の景観と、それらの島にある白砂の美しいビーチを求めて、世界各地からたんさんの旅行者が訪れています。エルニド諸島は、「フィリピン最後の秘境」呼ばれるパラワン州の、主島であるパラワン島北西部の沖合に浮かぶ45の島々から成ります。

 

エルニド

「フィリピン最後の秘境」と呼ばれるパラワン州には手つかずの美しいビーチが数多く残されています。この船は、フィリピンの伝統的な船、「バンカボート」です

 

 マニラ国際空港の一画にあるチャーターフライト専用の小さなラウンジで、荷物を預けてチェックイン。手渡されたのは木製のボーディングパスでした。降機時に回収するので使い捨てることはありません。エコリゾートへの期待感が高まります。

 

エルニド

ボーディングパスは木製! 降機時に回収されて再び使われます

 

 エルニドへのフライトは50人乗りの小型機で所要55分です。1日3便が飛んでいます。空港から港までジープニーで移動したら、フィリピンの伝統的なアウトリガー付きの船「バンカボート」に乗り換え、約45分。いくつもの島々を眺めながら心地いい海風に吹かれていると切り立った崖に守られた白いビーチが見えてきます。ミニロック島です。「神々の島」とも呼ばれるほど、凛としてして美しい島です。

 

エルニド

パラワン島のエルニド村からミニロック島まではバンカボートで約45分。途中、海から切り立った険しい島々を横切ります

 

エルニド

リゾートのすぐ後ろは切り立った丘です。桟橋の両側にはサンゴ礁があって、たくさんの魚が泳いでいます

 

 「エルニドリゾーツ」と呼ばれるリゾートは、4軒あります。パラワン島の東側にある「アプリットアイランド」と、エルニド諸島にある「ラゲンアイランド」、「パングラシアンアイランド」、そして、今回ご紹介する「ミニロックアイランド」です。

 

 4軒のリゾートそれぞれに個性がありますが「ミニロックアイランド」は、断崖に囲まれたビーチと、入り組んだ地形の島内にあるふたつのラグーンの景観が、エルニド諸島ならではの個性を放っています。周辺の島々にも冒険心をかき立てるネイチャースポットが多く、自然と遊ぶことができる格好のリゾートです。まずは、エルニド諸島の見どころをお見せしましょう。

 

エルニド

ビガン島は、「スネークアイランド」と呼ばれていて、干潮時にはゆるやかなS字を描く砂州が現れてパラワン島と繋がる美しい島です。砂州が描くはかない曲線はまるで蛇のように細長く続いています

 

エルニド

無人島にあるこの「シークレットビーチ」は、泳いでトンネルをくぐって初めて辿り着くことができる、まさに秘密のビーチ

 

エルニド

クドゥグノン洞窟は、ひとりずつ這って入るような隙間の奥に広がる巨大な洞窟。天井の穴から南国の日差しが差し込んで神秘的です

 

 この島を訪れるゲストが必ず参加するのが、ビッグラグーン、スモールラグーンと名付けられたふたつのラグーンでのシーカヤック散策です。島の内部へと深く入っていくラグーンは、波もなく静かで、淡いエメラルドグリーンの浅瀬がキラキラと陽の光に照らされて、ため息がでるほど美しいのです。海中にはサンゴもあるのでスノーケリングを楽しむこともできます。

 

エルニド

ミニロック島にあるビッグラグーン。白砂の浅瀬のエメラルドグリーンが美しく輝いています

 

 客室数50室というこぢんまりとしたサイズのリゾートながら、ハネムーナーに人気のウォーターコテージ、丘へと続く斜面にあるクリフコテージ、ファミリーやグループに人気のメゾネットタイプのシービューコテージなど、8種類の客室カテゴリーがあり、ロケーション、客室の広さなどで選ぶことができます。

 

エルニド

「ミニロックアイランド」のビーチ。海に向かって右側にウォーターコテージが7棟並んでいます

 

エルニド

ウォーターコテージの室内。リゾートのオープン当初から人気の客室なので、リゾート内で唯一、建て替えられずに残されています

 

エルニド

海に向かっているウォーターコテージのベランダ。リゾートのビーチも見えます

 

エルニド

こちらは、ウォーターコテージとはビーチを挟んで反対側の端にあるデラックス・シービュー・ルーム

 

 敷地の中央には、レセプション、レストラン、ショップ、カンファレンスルームなどがあるメイン棟、ビーチ・バー、クリニック、スパ、マリンスポーツ・センターなどがあり、ウォーターコテージへと続く桟橋の手前にはキッズクラブがあります。

 

エルニド

リゾートのメイン棟にあるレストラン。ビュッフェには巻き寿司などの日本食も並びます

 

エルニド

朝食のビュッフェでは、目の前で卵料理を焼いてくれます

 

エルニド

リクエストをすれば、ビッグラグーンの近くにあるビーチで、こんなロマンチックディナーも楽しむことができます

 

エルニド

スパは、メイン棟の横と、ウォーターコテージがある桟橋の先端にあります。こちらは、水上のトリートメントルーム。とってもロマンチック!

 

 ダイビングに関しては、この海域にある同経営の3軒のリゾートのうち、もっとも魚影が濃いハウスリーフがあり、ダイビングポイントでも近いリゾートが、「ミニロックアイランド」です。ハウスリーフでは、餌づけをしていることもあり、ロウニンアジを見ることができますし、ギンガメアジの群れが見られることもあります。

 

エルニド

「ミニロック・ハウスリーフ」には大型のロウニンアジがぐるぐると泳いでいます

 

 リゾートからバンカボートで20分ほどで行くことができる海域には19カ所のダイビングポイントがあります。ドロップオフやサンゴのスロープ、トンネルなど、バラエティに富んだダイビングを楽しむことができます。エルニド諸島全域がマリンパークとなっているので、海の生き物たちの宝庫です。プランクトンが多い栄養豊かな海ですが、3〜5月頃には透明度が上がり、20〜30mになることもあります

問合せ先

ANA(全日本空輸)

フィリピン政府観光省

エルニドリゾーツ

エルニドリゾーツ(日本語)

リゾートトラベラー・たかせ藍沙

南太平洋からアフリカ、南米、北極圏まで、渡航約130回・50カ国、モルディブのリゾート島上陸数は日本一、ダイビング歴約 800本、海外スパ取材200軒超。著書に『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、『海からの贈りもの』(阪急コミュニケーションズ)、e-MOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)。楽園写真家三好和義氏との共著『死ぬまでに絶対行きたい 世界の楽園リゾート』(PHP研究所)は現在4刷、台湾版も好評につき、第二弾の製作開始!

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